2007年6月議会定例会

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平成19年度の加賀市議会6月定例会が1日から21日までの日程で開催されます。
3月末に田中 副市長が起こした飲酒後の運転事故に対して、市議会がどう対応するのか市民の注目が集まります

問われる田中副市長問題での市議会の対応

 質問は13名の予定

市議会の一般質問は、11日と12日の2日間、本会議場で開催されます。
6日の質問通告には、13名の議員が通告しています。
それに、よれば、田中副市長の飲酒後の事故の問題を取り上げるのは、林茂信(大日クラブ)、林直史(市民クラブ)、林俊昭、細野裕治、新後ゆき子の5名となっています。

 私的な行為であり、「譴責処分」の正当性を改めて主張

1日の本議会で議案提案を行なった大幸市長は、田中副市長の「譴責処分」について、改めて、正当な処分であると強調しました。
市民のさまざまな憶測や誤解を招いたことの責任により、処分したとして、飲酒の文字は一言もなく、一般的な交通事故だとの認識を改めて示しました。

 真相究明が議会の役割

しかし、市民からは、「田中副市長の言い分が正しいのかどうか。
市議会として調査すべきであり、何を書いてあるのか解らないような黒塗り資料を提出すること事態が真実を公表できないという証明でもあり、大きな疑惑でないか」との声が寄せられているように、市議会としての真相の解明が求められています。
私的な行為などという市長の認識はとんでもありません。

 市民団体も500名余の署名を議長に提出

5月30日市民団体の代表2名が、西出議長あてに、田中副市長の事故での議会としての対応を求めて、要望書を提出しています。
また、連合石川も事故の経緯の公表や厳罰を求める申し入れを大幸市長に提出しています。

 新後ゆき子の質問予定項目

  • 田中副市長の飲酒後の事故の責任の取り方について
  • 生活保護制度について
  • 多重債務への取り組みについて
  • 来年度からの住民検診について
  • 後期高齢者医療制度について
  • 公共交通のあり方について
  • 子育て支援について
住民税の定率減税が廃止され、市民の負担は増えるばかりです。国の悪政から市民の暮らしと健康をどう守っていくか自治体の責任を問いたいと思います。

6月議会への補正予算案総額は、2億660万円(一般会計)

主な事業
  • 定率減税廃止による保育料の負担軽減の区分の見直しと二人目以降の保育料 の軽減対象を幼稚園と保育園の同時入所にも拡大
  • 定率減税の廃止による税収の増額は、1億3570万円   
    (市民税の税率が3パーセントから6パーセントに変更)
  • 医療機関で受ける妊婦検診無料化を五回までに拡大
  • バイオマスタウン構想推進費、能登沖地震による災害復旧費など
  • 山中温泉地内に、高齢者とこどもの共生型施設としての学童クラブを整備

本議会質問日の冒頭に突然の辞職

一般質問日(11日)の、開会前に、突然、「副市長の辞職があるらしい」という大変な情報が入ってきました。
なぜ、質問日に辞職なのかと驚きと同時に、「とうとう来るべきものが来た」との思いでした。
本議会は、開会時間を1時間遅れて開会され、午前の質問は、午後に持ち越しました。

退職日は、30日

会議の冒頭、大幸市長が登壇して、「本日付けで、田中副市長より、辞職願いが提出されたので、それを受理した。
これ以上、市政の停滞と混乱を招くことは避けたいとの田中副市長の決断を重く受け止め断腸の思いで、これを受理した。退職日は、30日」と述べました。そして、これまでの合併や企業誘致における田中副市長の功績を褒め称えました。

「飲んだら、乗るな」を責められるのなら、しかたがない

続いて、発言に立った田中副市長は、「今回の自損事故で、警察からの処分もないが、飲んだら乗るなを責められるのであれば、しかたがない」とのべ、これまでの合併で苦渋の決断をしたとか、企業誘致などの自らの功績を披露しました。
その後、議会は暫時休憩になりました。
午前の質問はなくなり、本議会は、午後1時に再開されましたが、田中副市長の姿は無く、所要のために欠席の通知が机に置かれていました。

自分の言い分だけを残して、議場を去った

これから、始まろうとする議会の質問には、答えないで、自分の言い分だけを残して、去るという後味が悪い辞職劇でした。30日まで副市長の職務を続けるというのならば、飲酒運転ではなかったというのであれば、清々堂々と質問に答えるべきではなかったか。
一番大事な市民への説明責任を果さないままに、これでは職務放棄と言われてもしかたない。

「辞職」を求めた市民の声

田中副市長が、飲酒後に自損事故を起こしていたことが、市議会全員協議会で報告されて、マスコミに報道されて以来、辞職を求める声が大きく広がっていきました。
市民団体が行なった署名には、短期間に500名を越える市民が賛同して、市議会に提出されました。
議会最終日には、「解職を求める決議」が可決されるかどうかが大きな話題となっていました。しかし、市議会最終日を待たずに、突然の辞職表明になった背景には、世論の大きさを背景に市議会が「決議」を可決する見通しであることから、その先に辞職する道を選んだとのことでした。
世論の大きさを改めて実感させられました。
しかし、質問を通告していた5名の議員のうち、林茂信(大日クラブ)、林直史(公明・市民クラブ)、細野裕治(無)、の3名が田中副市長問題を取り下げる形になり、林俊昭議員は、質問日を変更して、12日に行ないました。

黒塗り資料のパネルはだめ?

私も田中副市長と大幸市長への質問を用意していましたが、突然の辞職に質問内容を急遽変更して、夜を徹しての原稿づくりとなりました。
事前に議長に通告していた資料のパネルも出来上がって、質問に臨もうとしたが、当日の朝になって、議会運営委員会から呼び出しがかかり、「副市長が辞職したので、飲酒問題の質問はしないことを議運で申し合わせたので、資料の持込はやめてもらいたい」とのこと。
せっかく準備した資料でもあり、持ち込んでの質問をしたかったが、そのことで余り長い時間を議論することも問題だと思ったので、持込はしませんでした。
しかし、他の議員の質問時や当局の答弁の時には、資料説明を許可しておきながら、当局の都合の悪い資料の持込は、議会運営委員会が許可するかしないかを決めるのか。
その基準とは何か。今後、明確にして行きたいと思います。

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